【索引】    カ                ワ
ガーウェイン
オークニのロット王の息子で四兄弟の長男。
精鋭揃いの円卓の騎士の中でもランスロットと並ぶ実力者である。
ガーウェインの体には不思議な魔力が備わっており、彼の肉体は午前9時から徐々に力を増し、
正午には普段の倍以上の力を発揮することができた。正午を過ぎると徐々に力は下降し15時には元の状態に戻る。

また彼はその優れた「剣技」以上に、優れた「性格」の持ち主であるとされ
数多くの騎士の中でも最も礼儀正しい人物として描かれることが多く、
その丁寧な言葉遣いから「黄金の舌を持つ」とも称される。

しかし貴族の間で流行した「騎士道」の体現者であるということは、彼が世俗的な人物だということでもある。
第三部のテーマの一つ「聖杯の探求」のような精神性を重視する物語においては、 ガーウェインとの比較によって
それらの物語の主人公がいかに清浄な人物であるかが強調されることもある。

父ロット王はアーサー王と敵対しており、当初はスパイとして母モルゴースや弟達と共に宮廷に送り込まれていた。
ロット王の葬儀の際に再び宮廷を訪れたガーウェインは、アーサーの婚礼の日に王の手で騎士に叙任される。

以後ガーウェインはアーサー王の最も信頼する騎士の一人として数々の英雄的な活躍をするが、
物語終盤に親友であるランスロットに弟のガレスとガヘリスを殺され、以後ランスロットの命を狙うようになる。
円卓の騎士の中でも最高の二人の決別は騎士団の崩壊を招き、モードレッドの反乱を引き起こす一因となった。  

モードレッド討伐の戦いの中、以前にランスロットから受けた傷と同じ部分に再び傷を負い、それがもとで世を去った。
しかし死の間際にランスロットに対して王の救援を要請する文書を送り、さらに死後も王の夢に現れて忠告をするなど
最後までアーサー王に尽くすのである。

なおガーウェインのキャラクターはイギリスとフランスでは大きく異なる。
イギリス物では前述のような強くて礼儀正しい人物として描かれているが、
フランス物では頑固で執念深くていやらしい人物として描かれる。  
これはガーウェインがアーサーに次ぐブリテンの英雄なのに対し、フランスにはランスロットという英雄がいるためで
ランスロットを引き立てるためにライバルであるガーウェインのキャラクターが酷くなっていったようだ。
また、「アーサー王の死」の作者サー・トマス・マロリーはイギリス人だが、物語の中心はランスロットにあり
作中におけるガーウェイン像は極めて醜い。(だからワシはマロリーの本があまり好きではない。)

ガーウェインを主人公とした「サー・ガーウェインと緑の騎士」はアーサー王物語の中でも有名なエピソードであり、
「指輪物語」の作者J・R・R・トールキンの手によっても現代語訳されている。

なお、愛剣の名前はガランティーンとされる。

ガーウェイン
ガーニッシュ
カーディフの長官
ガーロン
カドール
ガヴァネイル
ガハランティン
ガヘリス
ガムレット
ガラード
ガラガース
カラドック
ガラハド
ガラホールト
カリバーン
ガリフッド
ガリホディン
ガレス
カログリナント
ギニヴィア
ギヴレーズ
ギミア
キャラドス
キュニウェア
漁夫王
キリッチ
ギルバート
ギルマー
[ク〜コ]→

inserted by FC2 system